2月22日、長野県上田市にある民宿「夢ハウスあずさ号」に宿泊した。
この民宿は、かつて特急あずさ号に使用されていた183系電車の「クハ183-1002」を宿泊者用の客室として使用していることが最大の特徴である。
本物の特急車両の中で泊まれるだけでなく、運転機器・ドア・室内灯などのあらゆる設備が生きているのだ。
さらに宿泊者は滞在中、運転席の機器操作やドア開閉操作なども自由に好きなだけやれるという、まさに鉄道マニアにとっては夢のような場所なのである。
客室として活用されているクハ183-1002。現存するあずさ色の183系はこの1両だけ。
続いて車内の紹介。一部の座席が撤去され、床は畳敷きになっている。
座席はもちろん回転機能やリクライニング機能もしっかり生きている。
中央に大きなテーブルを設置した向かい合わせの座席もある。
宿泊中は乗務員室にも入り放題になっており、先述の通り機器も自由に操作できる。
横軽対応車両の証といえる文字が記載されている。
ゼンマイ式の車内チャイム装置。オルゴールの鉄道唱歌チャイムを自由に鳴らすことができる。
車外にあるスイッチを扱えばレピーターの操作も可能。同じ場所に発車ベルのスイッチもあるが、押してもメロディは鳴らない。
夕食には名物の十割そばのほか、釜飯や天ぷらなどが出てくる。
食事を終えて部屋に戻ると、布団が敷かれておりカーテンもすべて閉まった状態になっていた。
翌朝は朝食後(撮り忘れました)にオーナー指導のもとで運転機器操作やドア扱い体験、幕回しの実演などが行われた。
(プライバシーの関係のあるので写真は載せられないです)
この日は祝前日で通常の宿泊費+2000円、さらに1人での貸切料金が加算され合計で20000円程度であった。
その後はゆっくり滞在したのち10時前に宿を出発。また泊まれる機会が来ることを楽しみに待っています。